出席扱い認定(2026年3月)
2026年3月、三田市内の中学校で、オリジナルスクールへの通学が「出席扱い」に認定されました。 出席扱いの認定は在籍校ごとの判断です。
EVIDENCE
学問レンズは、学習科学の知見と学習指導要領・答申の分析を土台に設計し、実証フィールドで日々使われています。効果を断定はしません。出典をすべて示し、導入時には御校自身のデータを残す設計です。
探究型の学びは、学力と両立するのか

1. Passive
受動的
2. Active
能動的
3. Constructive
構成的
4. Interactive
対話的
ICAPモデル(Chi & Wylie, 2014)は、学習者の外的な行動を受動的(Passive)・能動的(Active)・構成的(Constructive)・対話的(Interactive)の4モードに分け、P<A<C<Iの順で学習が深まると予測する枠組みです。
学問レンズは、学んだことをもとに他者と新しいアイデアをつくる「対話的」な学びを、カードという具体物で教室に起こすことを意図して設計しています。得意教科のレンズで苦手教科の対象を見る、2枚のレンズを重ねて同じ対象を見る、といった活動はこの枠組みに沿っています。
4モード
受動的→能動的→構成的→対話的
本モデルは、研究とその後の開発で参照した学習科学の知見です。
誰の、どんな研究が土台か
研究「教科横断的な学習を促進するカード型ツールの開発とその教育的効果」(春木俊明・関西学院大学 総合政策学部)
学習指導要領・答申の分析による「教科等横断的な学び」の定義と重要性を整理し、先行実践から利点と計画・実施の課題を整理したうえで、カード型支援ツールを提案し、その教育的効果を検討しています。
学習指導要領(2017・2018年告示)と中央教育審議会答申(2016)の分析から「教科等横断的な学び」の重要性を整理し、先行実践の利点と、教員間の連携・カリキュラムの整合・評価方法・時間的制約・教材の選定といった課題を挙げたうえで、カード型の支援ツールを提案しています。
開発過程では、評価グリッド法は、利用者の評価構造をインタビューで階層的に引き出す手法で、開発過程で用いました。 また、松岡正剛の編集工学(『知の編集術』)の情報活用の分類と、自己調整学習(Zimmerman)の知見を参照しています。
分類は検証を続けており改訂されることがあります。
実績は、何があるのか
2026年3月、三田市内の中学校で、オリジナルスクールへの通学が「出席扱い」に認定されました。 出席扱いの認定は在籍校ごとの判断です。
総合学習ラボ オリジナルスクール(教材開発元・実証フィールド)で、小中高生が日常的に使用しています。
出前授業・1クラス実証の受付を開始しています。 現在の導入校数は少なく、だからこそ初期導入校は開発協力校として永続的に明記される条件で参加いただけます。
トヨノミ
公民「効率と公正」→地学「太陽エネルギー」→国語「擬態語」→数学「座標系」の4枚を重ねて、農家の野菜の個性をレーダーチャートで見える化するアプリに。
漢字入力アプリ
生徒の探究から生まれた漢字入力アプリ。
ペットネグレクト防止メディア
生徒の探究から生まれたペットネグレクト防止のメディア。
生徒の氏名・学年・写真は掲載していません。個別事例であり、効果を保証するものではありません。
「他に無い」と言える根拠は何か
株式会社Upseeは2026年8月25日、国内外の探究教材・プログラム・プラットフォーム81件を横断調査し、「学習者に何を渡すか」で3層に分類しました。①題材・プロセス(何を見るか)52件、②思考の視点(どう見るか)14件、③記録の器(どう残すか)15件です。
②の14件はいずれも思考の形式(比較・分類など)か探究の行為パターンで、教科の学習項目そのものを見方として渡す教材は、調査の範囲では確認できませんでした。音楽・美術・保健体育・技術家庭を正面から扱う探究教材も、調査の範囲では0件でした。
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この発想は突飛ではないか
Digital Inquiry Group(旧 Stanford History Education Group)
出所確認・文脈化・照合・精読という「歴史家の読み方」を明示的に教える無料カリキュラムです。1教科の見方を明示化した先例で、学問レンズはこれを16科目・カード形式で行うことを意図しています。
出典: Digital Inquiry Group(旧 Stanford History Education Group). Reading Like a Historian
国際バカロレア機構 DPコア(必修)
歴史・人間科学・自然科学・芸術・数学の5つの「知の領域」を知の枠組みで比較する必修科目です。学問領域ごとの枠組みを学ぶ先例ですが、認定校制度で導入は重くなります。
出典: International Baccalaureate Organization. Theory of knowledge(DPコア)
OECD Future of Education and Skills 2030(2019)
生徒エージェンシー(目標を設定し、振り返り、責任をもって行動して変化を起こす力)と共同エージェンシーを教育の中核概念として整理しています。「主体的に学習に取り組む態度」と探究の目標の接続点です。
出典: OECD(2019)OECD Learning Compass 2030 / Student Agency for 2030 (concept notes)
UNESCO(2023)
教育・研究における生成AIについて、人間中心のアプローチ、データ保護、年齢制限、教員研修を提案する初の国際指針です。AI出力を検証する学びの根拠になります。
出典: UNESCO(2023)Guidance for generative AI in education and research
文部科学省 初等中等教育局(2024年12月26日)
学習指導要領の理念は生成AI時代にも重要であるとし、「個々の情報の意味を理解し、問題の本質を問うこと、単なる個別の知識の集積ではない深い意味理解を促すことが求められる」と述べています。ガイドラインは特定の教材を推奨するものではありません。
出典: 文部科学省 初等中等教育局(2024)初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)
サイトで使っている数値の出典は何か
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| 数値 | 意味 | 出典 |
|---|---|---|
| 95% | 高校で探究を担当する教員のうち推進に「課題を感じている」割合(n=232、2022年12月〜2023年2月)対象は全国高校生マイプロジェクトを自校で推進した教員です。 | 認定NPO法人カタリバ(2023)探究学習、95%の教員が「課題を感じている」(2023年3月20日) |
| 中学 73.0%/高校 63.9% | 「探究学習は生徒にとって必要」(とても+やや)と答えた教員の割合(n=1,400、2023年6月) | 菅公学生服株式会社(2023)カンコーホームルーム Vol.210「総合的な探究の時間(探究学習)」の課題 |
| 60.4%/57.6%(中/高) | 探究の課題「教師の負担が大きい」。同調査「テーマ・課題の設定」43.4/41.5%、「調べ学習で終わる」40.1/38.9% | 菅公学生服株式会社(2023)カンコーホームルーム Vol.210「総合的な探究の時間(探究学習)」の課題 |
| 53.6%(私立大 61.6%) | 大学入学者のうち総合型+学校推薦型選抜の割合 | 文部科学省(2025)令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況 |
| 35.4万人 | 小中学校の不登校児童生徒数・過去最多(小137,704/中216,266) | 文部科学省(2025)令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果 |
| 81件(52/14/15件) | 探究教材の横断調査の件数と3層の内訳 | 株式会社Upsee(2026)探究教材 横断調査(81件、2026年8月25日) |
参考文献
閲覧日はすべて2026年9月5日です。