① 教科授業の導入/終末5分「レンズタイム」
- 所要時間
- 5分
- 準備物
- カードのみ(裏面の発問例)
単元の指導計画は変えません。導入では単元の学習項目のカードを配り、裏面の発問例で身近な対象を見ます。終末では今日の項目のカードで授業内容を日常に置き換えます。
進め方: 導入: 単元の学習項目のカードを配り、発問例で身近な対象を見る。終末: 今日の項目のカードで授業内容を日常に置き換える。
CLASSROOM
準備物はカードだけです。教科授業の導入・終末5分、総合的な学習(探究)の時間、家庭学習・朝学習の3つの型があり、いずれも新規時数はゼロで時間割は動きません。
先生の授業を変えるものではありません。先生が普段されている「例え話」や「身近な置き換え」を、カードの形にしただけです。
自分の授業のどこに、どう入れるのか
いずれも新規時数はゼロで、時間割は1コマも動かしません。
単元の指導計画は変えません。導入では単元の学習項目のカードを配り、裏面の発問例で身近な対象を見ます。終末では今日の項目のカードで授業内容を日常に置き換えます。
進め方: 導入: 単元の学習項目のカードを配り、発問例で身近な対象を見る。終末: 今日の項目のカードで授業内容を日常に置き換える。
1〜3コマ、または「課題の設定」10コマで使います。共通の対象を複数レンズで見る → 得意教科のレンズを深掘る → 苦手教科のレンズで同じ対象を見る → 日常の違和感を集める → 問いに変換する、という流れです。
進め方: 共通の対象を複数レンズで見る→得意教科のレンズを深掘る→苦手教科のレンズで同じ対象を見る→日常の違和感を集める→問いに変換する。
「今日の1枚」で日常の発見を1つ見つけ、ノートかアプリに記録します。週1回、クラスで共有します。
進め方: 「今日の1枚」で日常の発見を1つ見つけ、ノートかアプリに記録。週1回クラスで共有。
50分授業の中で、進度は守れるのか
→ 表は横にスクロールできます
| 時間 | 活動 | ねらい |
|---|---|---|
| 導入 5分 | レンズタイム。単元の学習項目のカードを配り、発問例で身近な対象を見る | 見方・考え方を働かせる入口 |
| 展開 40分 | 単元の指導計画どおりの授業 | 進度はそのまま |
| 終末 5分 | レンズタイム。今日の項目のカードで授業内容を日常に置き換え、発見を一言で書く(アプリ記録は任意) | 「いつ・どこで・どのように」への接続。記録が過程の評価材料になる |
「探究のプロセスを意識した学習活動に取り組んでいる児童生徒ほど各教科の正答率が高い傾向」
教科外の内容でも、先生はどう声をかければよいか
声かけがテンプレ化されると、教科外の内容でも先生が同じ言語で助言でき、生徒同士の相互助言も成立します。
「どのレンズで見た?」
「別のレンズだと、どう見える?」
「そのレンズで見ると、何が見えて何が見えなくなる?」
「得意な教科のレンズから入ってみよう」
「2枚重ねると、どんな問いが出てくる?」
「そのレンズ、日常のどこで使える?」
「今の考えは、かんじとる・みつける・くみたてる・おきかえる・うみだす のどれ?」
総合的な探究の時間の「課題の設定」を、誰が担任でも回せるか
文部科学省(2018)高等学校学習指導要領解説 総合的な探究の時間編は、探究の過程(課題の設定→情報の収集→整理・分析→まとめ・表現)の中でもとりわけ「課題の設定」を丁寧に指導し、生徒が自分で課題を発見する過程を重視することを求めています(要約)。
→ 表は横にスクロールできます
| コマ | ねらい | 使う納品物 |
|---|---|---|
| 1 | オリエンテーション「探究は教科の外にない」。探究と受験の関係を最初に整理し、教員・生徒の警戒を解く | 学問レンズ総覧マップ/進行台本 |
| 2 | レンズで日常を見る練習(全員共通の対象で見方の違いを体験) | 基礎レンズ10枚/WS① |
| 3 | 得意教科のレンズを深掘る(得意=自分の視点の原型と気づく) | 教科別デッキ/WS② |
| 4 | 苦手教科のレンズで同じ対象を見る(交差体験=学びの交差の実装) | 教科別デッキ/WS③ |
| 5 | 日常の違和感を集める(テーマの原石収集) | 発見記録シート/アプリ記録開始 |
| 6 | 違和感を問いに変換する | 問いづくりWS(変換テンプレート) |
| 7 | 問いを検証可能なリサーチクエスチョンに絞る | RQ変換シート |
| 8 | 先行事例・文献を調べる(調査の作法) | 調査ガイド(図書館・Web) |
| 9 | 探究計画書をつくる | 計画書テンプレート |
| 10 | 計画発表・相互フィードバック(所見の材料が生まれる回) | 発表ルーブリック/所見文例集 |
実際の生徒は、どう使ったのか
教材開発元・実証フィールドでの個別事例です。効果を保証するものではありません。
実例4本 — 横にスクロールできます
活用方法その1: 学んだことを日常のことに使ってみる
中1で学ぶ「直交座標系」。人気のラーメン店とカップ麺を「値段」と「ボリューム」で比較マップにすると、知名度が高い店の特徴や、世の中の人がラーメンに求めているものが見えてくる。
問題! 値段とボリュームを考えると、最もコスパのいいラーメンは?(量 y(g) と値段 x(円) から 円/g を計算してみよう)
・あなたが食べ慣れたラーメンは「量か値段」どちらを重視している? ・もし、あなたがラーメン店を開くなら、どんな量のラーメンをいくらで作りたい?
学校向けの説明: 型①の終末5分で、単元の学習項目を日常に置き換える例です。ワークシート化して配布できます。
1つのテーマを、どう深めるのか
探究の質を上げるのは、テーマより「視点の数」と「往復回数」です。同じテーマを複数のレンズで見直すから深まります。生徒は好きな入口から入っても、レンズが横断を促します。
経済のレンズ
需要と供給、価格、ビジネスモデル
社会のレンズ
人口動態、制度、合意形成
数学のレンズ
データ分析、相関と因果
理科のレンズ
環境要因、実証方法
国語のレンズ
論点整理、批判的読解、合意形成の文章
英語のレンズ
海外事例リサーチ、発信
美術のレンズ
体験設計、サイン・空間デザイン、プロトタイプ
出前授業は無償です。1クラス45〜50分の授業と、終了後15分の教員ミニ報告会で生徒の成果物を共有します。日程調整と1クラスの確保のみお願いしています。
出前授業は無償です