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学問レンズ™by Upsee

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探究の「進め方」を教える教材は、すでに多くあります。足りないのは「どの学問の目で見るか」です。株式会社Upseeが2026年8月に行った81件の横断調査にもとづき、既存の教材と学問レンズの関係を、置き換えではなく併用の視点で整理します。

このページの要点

  • 調査81件の内訳: 題材・プロセス 52件/思考の視点 14件/記録の器 15件(株式会社Upsee 自社調査、2026年8月25日)。
  • 視点を扱う14件はいずれも「思考の形式」か「探究の行為パターン」。教科の学習項目を見方として渡す教材は、調査の範囲では0件です。
  • 音楽・美術・保健体育・技術家庭を正面から扱う探究教材は、調査の範囲では0件です。
  • 学問レンズは既存教材と扱う層が異なるため、置き換えではなく併用を前提に提案できます。シンキングツールとは形式×内容の関係で重なります。
  • 他社教材の記述は各社公開情報(2026年8月時点)にもとづき、優劣を示すものではありません。

本ページの他社教材の記述は、各社の公式サイト・公開価格にもとづく2026年8月時点の情報です。優劣を示すものではありません。記載の商品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

何を、どれだけ調べたのか

探究教材81件を、「学習者に何を渡すか」で3層に分けました

81

調査した探究教材・プログラム・プラットフォーム

14

思考の視点を渡す教材(いずれも形式か行為パターン)

0

教科の学習項目を見方として渡す教材(調査の範囲で)

81件

①題材・プロセス 52件/②思考の視点 14件/③記録の器 15件

探究教材の横断調査の件数と3層の内訳出典: 株式会社Upsee(2026)探究教材 横断調査(81件、2026年8月25日)株式会社Upsee 自社調査(2026年8月25日)。1教材が複数層にまたがる場合は主機能で分類。学校向けサービスの多くは価格非公開、自治体・学校独自の教材は網羅していないため、調査には限界があります。

探究教材は、どう分けて考えればよいか

コンテンツ層・インターフェース層・プラットフォーム層

探究教材は「学習者に何を渡すか」で3つの層に分かれます。①コンテンツ層は「何を見るか」(題材と進め方)、②インターフェース層は「どう見るか」(思考の視点)、③プラットフォーム層は「どう残すか」(記録・管理・運営)です。教科書・参考書がコンテンツ層にあたるのに対し、学問レンズはその学びへのインターフェース層に立ち、各教科の学習項目そのものを「見方」として渡します。上下の層とは機能が重ならないため、既にお使いの教材と重ねて使えます。

① コンテンツ層

何を見るか

52

題材と進め方を渡す層です。市場の大半がここにあり、教科書・参考書もこの層にあたります。

② インターフェース層

どう見るか

14

思考の視点を渡す層です。14件はすべて思考の形式(比較・分類など)か探究の行為パターンでした。教科の学習項目そのものを見方として渡す教材は、調査の範囲では0件です。学問レンズはここに立ちます。

③ プラットフォーム層

どう残すか

15

記録・管理・運営の層です。器であって中身は生みません。学問レンズは器に入る中身(生徒の思考の過程)を生む側に立ちます。

1教材が複数層にまたがる場合は主機能で分類しています。学校向けサービスの多くは価格非公開、自治体・学校独自の教材は網羅していないため、調査には限界があります。各社公開情報、2026年8月時点。

① コンテンツ層の代表例

→ 表は横にスクロールできます

教材提供元公開価格
STEAMライブラリー(新しいタブで開きます)経済産業省無料
クエストエデュケーション(新しいタブで開きます)株式会社教育と探求社非公開(要問い合わせ)
課題研究メソッド 2nd Edition(新しいタブで開きます)新興出版社啓林館一般販売あり(定価は要確認)
一生使える探究のコツ(新しいタブで開きます)トモノカイ生徒用1,100円/教師用2,200円
EduTown SDGs(新しいタブで開きます)東京書籍無料
NHK for School(新しいタブで開きます)日本放送協会無料

② インターフェース層の代表例

→ 表は横にスクロールできます

教材提供元公開価格
シンキングツール(新しいタブで開きます)黒上晴夫(関西大学)ほか解説PDF無料
ロイロノート・スクール デジタルシンキングツール(新しいタブで開きます)株式会社LoiLoライセンス費用に含まれる(活用法は無料公開)
探究PLカード(『探究ナビ』同梱)(新しいタブで開きます)ベネッセコーポレーション×慶應義塾大学 井庭崇研究室/クリエイティブシフト探究ナビ1,900円/セット
デジタル思考ツール®(新しいタブで開きます)関西大学初等部 監修/さくら社・VERSION2学校ライセンス29,800円(税別)
PZ Thinking Routines Toolbox(新しいタブで開きます)Harvard Project Zero無料
QFT(質問づくり)(新しいタブで開きます)Right Question Institute無料

③ プラットフォーム層の代表例

→ 表は横にスクロールできます

教材提供元公開価格
Classi(新しいタブで開きます)Classi株式会社非公開(学校単位契約)
TimeTact(新しいタブで開きます)株式会社Study Valley非公開(初年度導入費無償プランあり)
Feelnote(新しいタブで開きます)株式会社浜学園非公開(要問い合わせ)
ロイロノート・スクール(新しいタブで開きます)株式会社LoiLoライセンス契約(要問い合わせ)
EdvPath(新しいタブで開きます)Edv Future株式会社非公開(要問い合わせ)
Hylable Discussion(新しいタブで開きます)ハイラブル株式会社非公開(要問い合わせ)

一言で言うと、何が違うのか

形式のツールと、内容のツール

「比較する」と言われても、何と何を比べるかは決まらない。学問レンズは、比べる観点そのものを50枚渡します。
形式のツールと、内容のツール。シンキングツールが器なら、学問レンズはその器に入れる各教科の見方です。競合ではなく、重なります。
探究の進め方は、すでに多くの教材が教えています。足りないのは「どの学問の目で見るか」。学問レンズはその1点だけを担います。

既存の教材の中で、どこに位置するのか

「何を渡すか」×「導入の重さ」で見る位置づけ

縦軸は学習者に何を渡すか(題材→形式→教科の見方)、横軸は導入の重さ(教材1つ→カリキュラム改革)です。左上(教科の見方を渡し、導入が軽い)が空いています。

探究教材の2軸マップ(縦: 何を渡すか/横: 導入の重さ)教科の見方 × 導入が軽い教材1つからカリキュラム改革導入の重さ →教科の見方思考の形式題材何を渡すか →学問レンズ教科の見方×導入が軽いReading Like a Historian歴史のみ・英語IB(PYP/MYP/TOK)認定校制度Big History Project1年間の科目枠・英語PZ Thinking Routines無料・問いの型QFT・6つの帽子無料・技法探究PLカード探究ナビ同梱シンキングツール/ロイロ形式の道具ミューズ学習(関大初等部)学校カリキュラム課題研究メソッド研究の型STEAMライブラリー無料・題材EduTown・JICA無料・題材クエストエデュケーション年間プログラムみらいぶっく/夢ナビ学問のカタログ

縦軸は学習者に何を渡すか(題材思考の形式教科の見方)、横軸は導入の重さ(教材1つからカリキュラム改革)です。教科の見方を渡し、かつ導入が軽い領域(左上)に位置する教材は、調査の範囲ではほとんど確認できませんでした。

  • 学問レンズ: 教科の見方×導入が軽い
  • Reading Like a Historian: 歴史のみ・英語
  • IB(PYP/MYP/TOK): 認定校制度
  • Big History Project: 1年間の科目枠・英語
  • PZ Thinking Routines: 無料・問いの型
  • QFT・6つの帽子: 無料・技法
  • 探究PLカード: 探究ナビ同梱
  • シンキングツール/ロイロ: 形式の道具
  • ミューズ学習(関大初等部): 学校カリキュラム
  • 課題研究メソッド: 研究の型
  • STEAMライブラリー: 無料・題材
  • EduTown・JICA: 無料・題材
  • クエストエデュケーション: 年間プログラム
  • みらいぶっく/夢ナビ: 学問のカタログ

← 横にスクロールしてご覧いただけます

座標は自社調査(2026年8月)にもとづく相対的な位置づけで、定量指標ではありません。

「教科の見方を道具として渡す」発想には先例があります。Reading Like a Historian(Stanford History Education Group、現 Digital Inquiry Group。無料公開)は歴史家の読み方を明示的に教え、IBのTOK(知の理論)は学問領域ごとの知の枠組みを必修科目にしています。いずれも単一教科、またはカリキュラム制度としての実装です。学問レンズはこれを16科目分・カード形式で、既存の授業に差し込める形にすることを意図して設計しています。

出典

  1. Digital Inquiry Group(旧 Stanford History Education Group). Reading Like a Historian https://www.inquirygroup.org/history-lessons(新しいタブで開きます)歴史家の読み方(出所確認・文脈化・照合・精読)を明示的に教える無料カリキュラムです。
  2. International Baccalaureate Organization. Theory of knowledge(DPコア) https://ibo.org/programmes/diploma-programme/curriculum/dp-core/theory-of-knowledge/(新しいタブで開きます)学問領域ごとの知の枠組みを比較する必修科目です。導入には認定校制度が伴います。
  3. 株式会社Upsee(2026)探究教材 横断調査(81件、2026年8月25日)株式会社Upseeの自社調査です(2026年8月25日)。1教材が複数層にまたがる場合は主機能で分類しています。学校向けサービスの多くは価格非公開、自治体・学校独自の教材は網羅していないため、調査には限界があります。

学習指導要領・学校経営・教育の3つの観点で、どう違うのか

3つの観点・16の軸で見る比較

列は調査81件を6つのカテゴリに束ねたものです。凡例は表の上に、脚注は表の直下に置いています。学問レンズの列にも△があります(価格の公開・観点別評価)。

○=その機能・性質がある/△=部分的、または教員の設計次第/—=対象外(その教材の役割ではない)

→ 表は横にスクロールできます(右端が「学問レンズ」の列です)

○=その機能・性質がある/△=部分的、または教員の設計次第/—=対象外(その教材の役割ではない)
比較軸出版社系ワークブックシンキングツール企業探究プログラム公的無償教材記録プラットフォーム学問レンズ™
学習指導要領
見方・考え方に直接対応部分的探究の過程・方法が中心。教科の見方との接続は授業設計次第部分的比較・分類など思考の形式。教科固有の見方は授業側で用意対象外題材(企業ミッション・社会課題)の提供が主機能部分的指導要領準拠を明示するもの(JICA「地理総合・地理探究」)もある。多くは題材中心対象外記録・共有の器あり各教科の見方・考え方をカード化(1科目50枚)
教科等横断部分的総探の枠内で扱う。STEAM領域に特化したものもあるあり教科を問わず使える形式部分的題材は横断的。教科との対応づけは授業設計次第ありSTEAMライブラリーは教科横断を掲げる(題材単位)対象外あり16科目を同一フォーマットで設計(刊行は国語から順次)
総探「課題の設定」を支えるあり問いづくりの手続きを教える教材がある(東京書籍『問いづくりトレーニング』ほか)部分的問いを整理する器。QFTは問いの生成手順を扱う部分的課題は企業・社会側から提示されるものが多い。課題設定特化型(Surala My Story)もある部分的日本科学未来館「課題設定へのアプローチ」(6コマ)等部分的TimeTactにテーマ探し支援ありあり課題設定に使う視点を50枚単位で渡す設計
観点別評価の材料を生む部分的ワークの記述が残る。評価規準は教員設計部分的ロイロ版は思考過程が記録・共有される部分的評価ツール付きの授業パッケージ(スタディサプリ探究講座)がある対象外あり記録・ポートフォリオが主機能。非認知能力アセスメント(EdvPath)も部分的アプリが〈過程の記録〉を提供。評定は先生。アプリは任意
学校経営
準備時間が小さい部分的教師用指導書・無料スライドの整備がある(実教出版ほか)。単元設計は教員部分的解説・活用例は無料公開。何を入れるかの設計は教員あり授業パッケージ(24コマ等)と事業者の運営支援部分的指導案付き。単元としての一貫性は教員が設計対象外教材ではないため運用設計は教員ありカードを配り、裏の発問例を読む運用
新規時数なしで使える部分的総探の時数で使う前提が多い。行事に乗せる型(JTB 修学旅行探究ノート)もあるあり既存授業内で使える対象外年間のまとまった時数、または総探等の時間枠を使う部分的1コマ単位で使える題材もあるあり既存の活動を記録するあり教科授業の導入・終末5分「レンズタイム」
ICTがなくても使えるあり部分的紙版(PDF)は可。デジタル版は端末前提部分的映像・オンライン前提のものと冊子中心のものがある部分的動画・Web中心。PDF配布のものもある対象外端末とネットワークが前提あり紙で完結。アプリは任意
教員の力量に依存しにくいあり教師用指導資料で初任者でも進行できる構成のものがある部分的形式の道具。中身の用意は授業設計に委ねられるありパッケージと事業者の伴走部分的単元設計は教員部分的運用設計は教員ありカードが視点を配る設計。教員研修90分×1回(学年導入時)
教材1つから始められる(導入の重さ)あり1冊からあり解説PDF無料。学校カリキュラム型(ミューズ学習)は別部分的学校単位契約・年間プログラムが中心あり無料・1コンテンツから部分的学校単位契約(初年度無償プランのあるものも)あり出前授業(無償)→1クラス実証→学年導入の3段階
価格の公開あり定価公開が多い(1冊 660〜1,900円の帯)。学校採用品は要確認部分的解説PDF無料/学校ライセンス29,800円(税別)公開/ロイロ版はライセンスに含む対象外主要プログラムは非公開・個別見積りあり無料対象外非公開(学校単位契約)部分的価格の考え方を公開。正式価格表は資料請求で案内
学校に残る資産(独自化)対象外冊子は生徒個人のもの。校内資産化は教員の工夫次第部分的校内の活用事例が蓄積する部分的生徒作品・大会実績が残る部分的教員による抜粋・加工が許諾されている(STEAMライブラリー)あり記録が蓄積する(契約継続が前提)あり学校独自レンズ(自校カード)の共同開発を設計(認定制度は準備中)
教育的
生徒が所有し常設部分的生徒が所有。単元で完結する構成が多い部分的デジタル版は端末上。紙版は配布次第対象外事業者・教員が運用対象外教員が提示する題材部分的記録は生徒アカウントに残る。端末・契約に依存あり生徒が持ち歩く物理カード50枚
苦手科目への自己効力感対象外部分的形式は教科を問わない対象外対象外対象外あり得意科目の見方で苦手科目に着手できる設計
副教科をカバー対象外調査81件の範囲では、副教科を正面から扱う教材は確認できませんでした部分的形式は適用可。副教科固有の見方は持たない対象外対象外部分的記録は教科を問わないあり美術・音楽・技術・家庭・保健・体育を含む16科目(刊行は順次)
AI出力を検証する視点対象外部分的出力を整理する器として使える部分的生成AIを活用する設計のプラットフォーム(FUTURE COMPASS)がある部分的生成AIリテラシー教材(東京都教育委員会)は扱い方を扱う対象外ありAIの回答を「種」として複数レンズで検討し直す設計
教科学力との接続部分的総探の枠が中心部分的教科別活用事例あり(ロイロ)対象外部分的指導要領準拠を明示するもの(JICA)あり対象外あり教科の学習項目そのものがカード(国語「和語・漢語・外来語」等)
各社公開情報(公式サイト・公開価格)にもとづき、2026年8月時点で機能の有無を整理したものです。優劣を示すものではなく、各教材はそれぞれの役割で使われています。△・—は、その教材の役割の外にあることを示すもので、欠点を意味しません。学問レンズの列は設計意図を含みます(刊行状況: 国語デッキ提供中、数学・地学制作中、英語設計中)。記載の商品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。
各列に含めた教材
  • 出版社系ワークブック: 東京書籍・啓林館・実教出版・増進堂・大修館書店・学事出版・トモノカイ・マイナビ・NOLTYスコラ・ベネッセ『探究ナビ』(探究PLカード同梱)
  • シンキングツール: 黒上晴夫のシンキングツール/ロイロ デジタルシンキングツール/デジタル思考ツール®/PZ Thinking Routines/QFT/6つの帽子(思考の形式を渡すもの)
  • 企業探究プログラム: クエストエデュケーション/スタディサプリ探究講座/Inspire High/Surala My Story/FUTURE COMPASS
  • 公的無償教材: STEAMライブラリー/NHK for School/EduTown/JICA/日本科学未来館/東京都教育委員会 生成AIリテラシー教材
  • 記録プラットフォーム: Classi/TimeTact/Feelnote/ロイロノート・スクール(授業支援)/EdvPath/Hylable
  • 学問レンズ™: 学問レンズ™(国語デッキ提供中)

すでに他の教材を使っている。それでも意味があるか

「既に使っている」を、併用の提案に

上下の層とは機能が重ならないため、置き換えではなく上乗せとして使えます。機能的に同じ「思考の道具」の座を分け合うのはシンキングツールだけで、それも形式と内容の関係で積み重なります。

学問レンズ = どの教科の目で見るか

学問との出会い

みらいぶっく/夢ナビ/学術俯瞰講義

出会い→日常の順で接続

題材を供給する

STEAMライブラリー/クエスト/EduTown/JICA/未来館

何を見るか × どの目で見るか

記録・共有の器

Classi/ロイロ/Feelnote/TimeTact/EdvPath

どう残すか × 中身を生む

実践・体験の場

マイプロ/地域探究/タイガーモブ

実践の前段に視点を渡す

同じ「思考の道具」

シンキングツール/ロイロ

形式 × 内容で重なる

「既にシンキングツール(ロイロノート・スクール含む)を使っている」

共通点:
思考を可視化する道具。教科を問わず使える
違い:
渡すのは思考の形式(比較・分類)。学問レンズは比較の観点そのもの(教科の見方)
関係:
重ねて使う(形式×内容)

シンキングツールは「比較する・分類する」という思考の形式を整える器で、学問レンズは何と何をどの観点で比べるかという中身を渡します。ベン図の左右に「和語」「漢語」のカードを置くように、形式のツールの上に内容のツールを重ねて使えます。置き換えではなく積み重なる関係です。

「既に探究PLカード(『探究ナビ』同梱)を使っている」

共通点:
カードという同じ形式。思考の言語化が目的
違い:
カード化の対象が「探究の進め方のコツ」。学問レンズは「各教科の学習項目=見方」
関係:
1枚ずつ組み合わせる

探究PLカードは探究の進め方のコツをカードにしたもの、学問レンズは各教科の見方をカードにしたものです。同じカードの形式なので生徒は扱いに迷わず、「どう進めるか」と「どの目で見るか」を1枚ずつ組み合わせて使えます。

「既にSTEAMライブラリーを使っている」

STEAMライブラリーは無料で質の高い題材の図書館です。学問レンズはその題材を見るための視点を渡すので、同じ動画教材を数学・理科・美術の3つの目で見直す授業が組めます。題材と視点は役割が異なるため、最も自然な組み合わせです。

「既にクエストエデュケーションを使っている」

企業ミッションという実社会の題材に、教科の見方を当てる道具として学問レンズを使えます。チーム内で「公民の目」「数学の目」と分担して同じ課題を見直すと、教科の学習と探究の接続が生徒自身の言葉で残ります。年間プログラムの時数はそのままです。

「既にClassi・ロイロノートを使っている」

Classiやロイロノートは記録と共有の器です。学問レンズは器に入る中身、つまり生徒の思考の過程を生む側に立ちます。レンズタイムで書いた一言をそのままロイロのカードやClassiのポートフォリオに残せば、既存の記録運用を変えずに〈過程の記録〉が増えます。

「既にみらいぶっく(河合塾)・夢ナビ(フロムページ)を使っている」

共通点:
「学問」を正面から扱う。名称の印象が近い
違い:
学問のカタログ(どこに何があるか)。学問レンズは学問の道具(どう見るか)
関係:
出会い→日常の順で接続

みらいぶっくや夢ナビは学問のカタログ(どこに何があるか)で、進路選択の入口です。学問レンズは学問の道具(どう見るか)で、日々の授業で使います。出会った学問を、翌日の教科授業で自分の目として持ち帰るという順番でつながります。

「既に全国高校生マイプロジェクトを使っている」

マイプロジェクトは実践を回す場で、学問レンズは実践の前段にある対象の捉え方を渡します。プロジェクトの題材を複数のレンズで見直す往復を挟むと、問いが具体になり、活動の質を上げる側で働きます。参加の仕組みはそのままです。

費用の相場はどのくらいか。学問レンズはどう考えているか

公開されている価格と、学問レンズの「価格の考え方」

確認できた公開実数のみを並べています。学校向けサービスの大半は価格非公開のため、比較は不完全です。

→ 表は横にスクロールできます

価格帯該当する教材(確認できた実数のみ)
無料STEAMライブラリー/NHK for School/EduTown SDGs/JICA教材/日本科学未来館 探究学習プログラム/鹿島建設「100年を創造するチカラ」/PZ Thinking Routines/QFT/Reading Like a Historian/Big History/みらいぶっく/夢ナビ(学校経由)
〜1,000円/人JTB 修学旅行探究ノート 240円(税別)/高校生のキャリアノート 170円/テーマ/学事出版 実践ワークブック 770円/NOLTYスコラ ライズ 660円(税込)
1,000〜2,000円/人トモノカイ 生徒用1,100円/探究ナビ 1,900円/セット/マイナビ PBL本 1,500円/Z会 思考力ワーク 1,100円程度
教師用トモノカイ 教師用2,200〜3,300円(生徒用の約2倍)
学校ライセンスデジタル思考ツール® 29,800円(税別)
非公開(個別見積り)クエストエデュケーション/Inspire High/TimeTact/スタディサプリ探究講座/Classi/Surala My Story/Feelnote/EdvPath
各社公開情報、2026年8月時点。税込・税別の別は各社表記に従います。学校向けサービスの多くは価格非公開のため、比較は不完全です。

学問レンズの費用の考え方

  • 学問レンズの費用は、生徒1人あたりの教材費と、学校単位の伴走・研修費の二部で構成する考え方です。
  • 教材費は、市販の探究ワークブックと同じ帯(生徒1人あたり数百〜2,000円程度=参考書1冊の内側)を目安に設計しています。
  • 1科目50枚のデッキ単位で設計しているため、16科目を一括で導入いただく前提ではありません。
  • 出前授業は無償、1クラス実証はカード貸与で行い、費用のご案内は学年導入からです。
  • 正式な価格表は資料請求でご案内します。学校向けサービスの多くが価格を公開していない中、考え方を先に示すことを誠実さの表現としています。

経済産業省系の探究関連補助金を活用できる場合があります。最新の制度情報は資料請求時にご案内します。

定着する教材の共通点は何か

広く使われている教材に共通する5つの条件と、学問レンズの設計

01

無料の入口を持つ

広く使われている思考ツールは、調査の範囲ではいずれも無料の入口を持っています(シンキングツール解説PDF/PZ Thinking Routines/QFT日本語資料)。学問レンズは出前授業(無償)と体験講座(無料)を入口にしています。

02

生徒用と教師用が対になっている

トモノカイ/探究ナビ/課題研究メソッドは生徒用と教師用が対です。学問レンズはカード裏の発問例と教員研修90分を対にしています。

03

進行者の力量に左右されにくい

QFTのように手順が標準化された教材は、誰が進めても一定の質になります。学問レンズはカードが視点を配る設計です。

04

学習指導要領との対応が明示されている

JICAや東京書籍・実教出版のように対応が明示されると、教科授業に入りやすくなります。学問レンズは教科別対応マップを公開しています。

05

使う瞬間が時間割・習慣に埋め込まれている

NOLTYスコラの手帳やロイロのように、開くたびに目に入る教材は定着します。学問レンズは導入・終末5分の「レンズタイム」を使う瞬間にしています。

まずは、資料からご覧ください

学習指導要領との対応、授業への載せ方、導入の流れをまとめた資料をお送りします。学校名だけでもご相談いただけます。