学習項目(その正体)
教科書の学習項目そのものです。
例: 和語
ABOUT
各教科の「見方・考え方」を、勉強から取り出してカードにした教材です。1科目50枚。知識を自分らしさと結びつけて、社会(日常・探究)で使えるようにすることを役割としています。
学問レンズは、何をする教材か
学問レンズ™は、株式会社Upsee(教材開発元: 総合学習ラボ オリジナルスクール)が開発する教科横断学習のためのカード型教材です。各教科の「見方・考え方」を、勉強から取り出してカードにしたもので、役割は「知識を自分らしさと結びつけて、社会(日常・探究)で使えるようにすること」です。
教科書や参考書が「何を学ぶか」を供給するコンテンツ層であるのに対し、学問レンズは「どの学問の目で見るか」を選ぶインターフェース層です。入力は既存教材での学びに依存する構造のため、今お使いの教科書・教材・ICTツールはそのままで、その上に重ねて使えます。
1科目=50枚。9年間の学び(市販参考書1科目分・約1,000ページ。学研『わかるをつくる』シリーズで1,126ページ)を、理解に必要な50の知識に厳選しています。「学問レンズ」は株式会社Upseeの商標です(著作権登録3件)。
コンテンツレイヤー
教科書・市販教材・EdTech・探究ワークブック(知識と手順の供給)
インターフェースレイヤー = 学問レンズ
教科の見方・考え方をカード化し、任意の対象・単元に接続する層
制度レイヤー
学習指導要領・カリキュラム・マネジメント・観点別評価(理念と要請)
「今お使いの教科書・教材はそのままで構いません」と言えるのは、学問レンズの入力が既存教材での学びに依存する構造だからです。
カード1枚には、何が書いてあるか
表面に教科・単元・番号(例 12/50)・デッキ名、裏面に先生向けの発問例を記載しています。例は国語デッキ No.1「和語」です。


教科書の学習項目そのものです。
例: 和語
およそ55〜85字。理解と活用に必要な情報を2、3文に凝縮しています。
例: 和語とは「文字が伝わる前から使われていた日本独自の語彙」を指す。文字のない社会で、共感をつくるために生まれた”感じ”を伝える言葉。訓読みに相当する。
機能を表す動詞句と道具のメタファー。「いつ・どこで・どのように」使うかが見える名前です。
例: 状況を見つめる感覚センサー
5分類のうち1つ。自分の得意な考え方の型が分かります。
例: 共感(かんじとる)
かんじとる|共感
その正体は 和語
和語とは「文字が伝わる前から使われていた日本独自の語彙」を指す。文字のない社会で、共感をつくるために生まれた”感じ”を伝える言葉。訓読みに相当する。
その正体は 漢語
漢語とは「中国から伝来した、思考を表す漢字の言葉」を指す。学問や制度などの完成された文明とともに輸入され、論理的な説明が可能になった。音読みに相当する。
その正体は 外来語
外来語とは「主に英語から取り入れた言葉」を指す。明治以降の近代化に応える”仕組みや”方法”の意味が中心。問題解決を手助けできる言葉で、主にカタカナで記される。
みつめる|観察
その正体は 直交座標系
直交座標系とは「複数の数直線を直角に交差させた評価軸で、位置や変化、図形を表す空間」を指す。独自の基準を軸にして、複雑な情報から一部を切り出して見える化、比較できる。
つなげる|論理
その正体は 系統樹
違いと共通点を分岐で整理し、多様なものがどうつながって生まれてきたかを一枚の図で読み解ける。
みつめる|観察
その正体は 拍子
拍子とは「等間隔に並ぶ拍を、強い拍を先頭にしたまとまりへ区切る枠組み」を指す。同じ音の並びでも、区切り方を変えると流れ方や重さが変わる。
カードの文言は国語デッキ原本と既公開のものを、そのまま掲載しています。
「思考タイプ」とは何か
点数以外の、もうひとつの軸です。50枚のカードを「自分の得意な考え方」で捉え直せるので、苦手な単元にも得意なタイプから入れます。旧版の思考プロセスカード「あみあとつ」と1対1で対応し、Bloom改訂版タキソノミー・ICAPと同じ向きに並びます。
かんじとる
“感じ”を受け取り、共感を生む道具です。
例: 和語・擬音語・擬態語・敬語
国語デッキ 9枚
みつける
対象を見つめ、切り分ける道具です。
例: 文内容の拡大率・文要素の拡大率・修飾部・文字の解剖
国語デッキ 11枚
くみたてる
関係づけ、論理を組み立てる道具です。
例: 接続部・複文・対義語
国語デッキ 12枚
おきかえる
別のものに置き換え、転用する道具です。
例: 比喩・本歌取り・仮借文字
国語デッキ 9枚
うみだす
新しい意味を立ち上げる道具です。
例: 凝縮表現・熟語・暗示
国語デッキ 9枚
国語50枚の内訳(構造12・観察11・共感9・変換9・創造9)は開発元の現在の分類です。 分類は検証を続けており改訂されることがあります。
どの教科があるのか。いま買えるのはどれか
国語・英語・数学・物理・化学・生物・地学・歴史・地理・公民・美術・音楽・技術・家庭・保健・体育の16科目を同一フォーマット(1科目50枚)で設計しています。副教科を含むため、主要科目が苦手な生徒も得意を入口にできます。
国語
英語
数学
物理
化学
生物
地学
歴史
地理
公民
美術
音楽
技術
家庭
保健
体育
国語デッキから順次刊行しています。 刊行日程は準備中です。
副教科(美術・音楽・技術・家庭・保健・体育)を含めて設計しているのは、主要科目が苦手な生徒も得意を入口にできるようにするためです。
国語デッキ50枚には、何が入っているか
語彙・文法・表現技法・古典の修辞・漢字・敬語まで、中学国語の学習項目50を「見方」として道具化しています。学習項目と定義、ツール名は原本の文言をそのまま掲載しています。
和語
状況を見つめる感覚センサー
和語とは「文字が伝わる前から使われていた日本独自の語彙」を指す。文字のない社会で、共感をつくるために生まれた”感じ”を伝える言葉。訓読みに相当する。
漢語
状況を整理する思考フレーム
漢語とは「中国から伝来した、思考を表す漢字の言葉」を指す。学問や制度などの完成された文明とともに輸入され、論理的な説明が可能になった。音読みに相当する。
外来語
状況を解決するアクションボタン
外来語とは「主に英語から取り入れた言葉」を指す。明治以降の近代化に応える”仕組みや”方法”の意味が中心。問題解決を手助けできる言葉で、主にカタカナで記される。
伝達構成
情報のリレー
伝達構成とは「伝える目的によって情報を選び並べること」を指す。伝える目的は、聞き手が「知る、分かる、動く」の大きく3種。
文内容の拡大率
内容の密度にピントを合わせる顕微鏡
文内容の拡大率とは「情報の個別/共通度合い」を指す。情報の個別性が高いと具体的で、共通性が高いと抽象的と呼ぶ。
文要素の拡大率
要素の単位にピントを合わせる顕微鏡
文要素の拡大率とは「情報のまとまりの大きさ」を指す。文要素の拡大率は「全体」「部分」「細部」の3段階で調節する。
文体
人格を与えて印象を設計するエフェクト
文体とは「言語表現のスタイル」を指す。文に人格を与え印象を調整する。目的や媒体、送り手や受け手、時代などで文体は変化する。
文の機能
表現形式のモード切り替えスイッチ
文の機能とは「伝達の目的に応じて、使い分けられる文のパターン」を指す。強調、想起、共感、促し、問い立て、報告の分類が有効。
重文
世界を書き写す観察メモ
重文とは「複数の判断をそのまま並べ立てることに留まる並列型の構文」を指す。世界の様子を観察・記述する思考を支える。
複文
世界を組み立てる説明ブック
複文とは「複数の判断を時、理由、条件などで関係づけ補足する階層型の構文」を指す。世界の様子を説明・論証する思考を支える。
主部
テーマを選択するスポットライト
主部とは「何の話題かを示す主題または主語を表し、文章の見通しを作る成分」を指す。主部が切り替わると話題も切り替わる。
述部
気持ちの強さ測る確証メーター
述部とは「主部の何を伝えるかを表し、事態(状態や判断など)を作る成分」を指す。述部の言い切り方で主張の強弱を調整できる。
修飾部
あるポイントを鮮明にするズームレンズ
修飾部とは「主部・述部に、内容を具体化する情報を限定・追加する成分」を指す。どこに価値判断や観察の焦点があるかが分かる。
接続部
納得の流れを設計する論理ブリッジ
接続部とは「単に文や節をつなぐのではなく、論理関係を明示する成分」を指す。論理的に根拠を示し相手の理解や納得を設計する。
独立部
環境を調整する場面セッティング
独立部とは「文全体の提示の仕方を調整する主部・述部から外れた成分」を指す。文章を情報からコミュニケーションへ変換する。
活用形
論理と表現の精度を支える思考ステップ
活用形とは「機能に応じた語尾の変化」を指す。送り手の思考段階を表し、語句を対象化、関係づけ、推論を経て結論や行為へ変換する。
多義語
多機能化カスタム
多義語とは「同一の語だが言葉の組み合わせや文脈で意味が広がる言葉」を指す。中心の意味は変わらず場面に合わせて意味範囲が広がる。
類義語
目的を満たすグルーピングからのチョイス
類義語とは「意味の共通部分を多くもつ言葉のグループ(内の各語)」を指す。語のグループの切り分けがわずかな意味や印象の差を生む。
対義語
対の関係でペアリングからの比較モノサシ
対義語とは「意味が対立する言葉のグループ(内の各語)」を指す。対義語は、特徴を比較する基準軸を作り、意図を明確に示す。
文脈依存語句
解釈が選択肢をつくるターニングポイント
文脈依存語句とは「音や読みが同じで、意味や表記を複数もつ語群」を指す。意図のわずかな違いを選ぶ。場面で意味を判断する。
凝縮表現
不足が本質を浮かび上がらせるキャンバス
凝縮表現とは「論理的な説明ではなく、意図した省略や意味を浮かばせる提示で理解を築かせる表現技法」を指す。制約が創造を喚起し、余白が促す想像で意味を完結させる。
擬音語
思考よりも速く情報を伝える感覚コピー
擬音語とは「自然の音や生き物の声を受け手が想像できるように真似た言葉」を指す。論理よりも直感に訴え、説明に勝る臨場感を与える。
擬態語
世界観を立ち上がらせる感覚メイク
擬態語とは「物事の様子や状態を受け手が想像できる音情報にし感覚を起こす言葉」を指す。場面や心などの世界観を短い音で再現させる。
比喩
らしさを呼び出す借り物翻訳
比喩とは「物事のある部分を別の物事を借りて説明する表現技法」を指す。未知を既知と対応させることで共感を生み、理解を加速させる。
暗示
連想で意味を組み立たせるミステリーピース
暗示とは「具体的な手がかりから間接的に結論を導かせる表現技法」を指す。納得を得るための気づきや予測の余地が受け手の参加を促す。
象徴
イメージを育てる物語ブランディング
象徴とは「具体的な物事に根付いたイメージで抽象を示す表現技法」を指す。イメージが固定化するには、物事に繰り返し意味が重なる出来事と印象が育っていくための時間が必要。
反復法
構造が浮かぶ・心に留まる加速ブランコ
反復法とは「同じ語句や形式を繰り返して注意を固定する表現技法」を指す。反復が生むリズムは、感情や意味を強め、記憶に残りやすい。
倒置法
イントロで印象を操作するスポットライト
倒置法とは「通常の語順を並び替え、理解の順序を設計する表現技法」を指す。文頭で話題の焦点を決め、内容ではなく印象を操作する。
省略法
空間が情報を格納するコンテナ
省略法とは「文の一部を削り、伝達速度を上げたり、空白が結論を意識させたりする表現技法」を指す。話題の流れや前提の共有が条件。
体言止め
仕上げを想像させる未完パズル
体言止めとは「体言で締めくくる表現」を指す。言い切りがないことで受け手の想像をかき立たせる。同時にリズムと余韻を生む。
対句法
違いを同じ型で揃えた目立つペア
対句法とは「主に漢詩で、意味や形式が対応する二つ以上の句を並べる表現」を指す。リズムを生み、対比を際立たせる。
押韻
区切りでまとまるハモリ
押韻とは「主に漢詩で、句末を同じ響きの音で合わせる表現」を指す。韻を踏むとも呼び、音の響きを整えリズムを生む役割がある。
枕詞
主張の中身を予測させる前置きテンプレ
枕詞とは「主に和歌で、下に続く特定の言葉を導く表現」を指す。雰囲気や感情、リズムを添えるが、口語訳には含めない。
序詞
心を共有するオリジナルのたとえ
序詞とは「主に和歌で、心情や情景を具体的な物と結びつけてイメージを深める表現」を指す。比喩や連想には個性が反映される。
掛詞
新たな視点でイメージの変化を捉えるカメラ
掛詞とは「主に和歌で、同じ音だが別の意味を持つ複数の言葉を重ねる表現」を指す。言葉に奥行きを出したり、ユーモアを生む。
縁語
あるテーマから連想されるイメージグループ
縁語とは「主に和歌で、意味の関係する言葉を複数使う表現」を指す。言葉選びによって、世界観を広げたり、時に統一したりする。
折句
隠された暗号で奥行きを添えた作品(暗号はメッセージのルビを振る)
折句とは「和歌や俳句の句頭や句末をつなげると、別の言葉が現れる表現」を指す。伝言を隠したり、言葉遊びに使われたりする。
本歌取り
もとの深みを増したリメイク
本歌取りとは「古い和歌を元に新しい意味を重ねて和歌を詠む表現」を指す。模倣を超えて、元の作品に新たな意味や価値を加える。
文字の解剖
部分で全体を読み解く解体ナイフ
文字の解剖とは「画や部首などのパーツに分解する視点」を指す。各パーツは、役割や関係から意味や成り立ちを推測する道具となる。
象形文字
本質を一目で見える化する記号化ビルド
象形文字とは「モノの特徴を抜き出して簡単に表現した文字」を指す。見た目で意味が連想でき、他の漢字の基本パーツにもなれる。
指事文字
無形を関係性で有形化させる基本パーツ
指事文字とは「点や線、記号同士の関係性で形のないモノを表現した文字」を指す。位置や数量、要素の追加などで意味を置き換える。
会意文字
合体を超える協力コンビ
会意文字とは「複数の文字を組み合わせて新たな意味を表現する文字」を指す。単純な足し算ではなく文字同士の関係が意味をつくる。
形声文字
少パーツで多パターンを生成するレシピ
形声文字とは「意味と読みの2つの要素に分解できる文字」を指す。組み合わせの型が、限られた要素での文字の生成、理解を助ける。
転注文字
環境や要求に合わせたアップデート
転注文字とは「本来の意味が関連や連想により、別の意味に派生・転用された文字」を指す。時代や生活と共に語の意味も動いていく。
仮借文字
不足を満たす代用レンタル
仮借文字とは「意味に関係なく、同じ音の字を一時的に借りて、新しい語を表す文字」を指す。後に借用字や新しい字が定着する。
熟語
知識をパッケージ化するアイテム合成
熟語とは「2つ以上の漢字の組み合わせで新たに意味を表す言葉」を指す。それぞれの漢字の意味を結合し、文を語彙に短くまとめる。
慣用句
経験でパッケージ化するアイテム合成
慣用句とは「ある状況を典型例でたとえるように、複数の言葉を組み合わせた言い回し」を指す。場面や様子をひとことに短くまとめる。
故事成語
教訓を掘り出すアイデアピッケル
故事成語とは「古い物語や出来事からアイデアを抽出した一節」を指す。抽出したアイデアと共に物語も圧縮して持ち運ぶことができる。
ことわざ
次のステップを導く、浸透した知識のバトン
ことわざとは「教訓や経験則が凝縮され、社会に定着したひとこと」を指す。共通認識を視点として提示でき説得や納得を導く助けとなる。
敬語
独自の基準によって傾く逆シーソー
敬語とは「相手の人格や立場を尊重し、話し手の姿勢を示した言葉遣い」を指す。敬語の種類の使い分けで距離感や関係性を調整できる。
思考タイプは、根拠資料に明記のあるカードにのみ付けています(未分類のカードは「(未分類)」と表示しています)。分類は検証を続けており改訂されることがあります。学習項目・定義・ツール名は原本の文言です。
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| No. | 学習項目 | ツール名 | 思考タイプ | 定義 |
|---|---|---|---|---|
| 01/50 | 和語 | 状況を見つめる感覚センサー | かんじとる|共感 | 和語とは「文字が伝わる前から使われていた日本独自の語彙」を指す。文字のない社会で、共感をつくるために生まれた”感じ”を伝える言葉。訓読みに相当する。 |
| 02/50 | 漢語 | 状況を整理する思考フレーム | (未分類) | 漢語とは「中国から伝来した、思考を表す漢字の言葉」を指す。学問や制度などの完成された文明とともに輸入され、論理的な説明が可能になった。音読みに相当する。 |
| 03/50 | 外来語 | 状況を解決するアクションボタン | (未分類) | 外来語とは「主に英語から取り入れた言葉」を指す。明治以降の近代化に応える”仕組みや”方法”の意味が中心。問題解決を手助けできる言葉で、主にカタカナで記される。 |
| 04/50 | 伝達構成 | 情報のリレー | (未分類) | 伝達構成とは「伝える目的によって情報を選び並べること」を指す。伝える目的は、聞き手が「知る、分かる、動く」の大きく3種。 |
| 05/50 | 文内容の拡大率 | 内容の密度にピントを合わせる顕微鏡 | みつける|観察 | 文内容の拡大率とは「情報の個別/共通度合い」を指す。情報の個別性が高いと具体的で、共通性が高いと抽象的と呼ぶ。 |
| 06/50 | 文要素の拡大率 | 要素の単位にピントを合わせる顕微鏡 | みつける|観察 | 文要素の拡大率とは「情報のまとまりの大きさ」を指す。文要素の拡大率は「全体」「部分」「細部」の3段階で調節する。 |
| 07/50 | 文体 | 人格を与えて印象を設計するエフェクト | (未分類) | 文体とは「言語表現のスタイル」を指す。文に人格を与え印象を調整する。目的や媒体、送り手や受け手、時代などで文体は変化する。 |
| 08/50 | 文の機能 | 表現形式のモード切り替えスイッチ | (未分類) | 文の機能とは「伝達の目的に応じて、使い分けられる文のパターン」を指す。強調、想起、共感、促し、問い立て、報告の分類が有効。 |
| 09/50 | 重文 | 世界を書き写す観察メモ | (未分類) | 重文とは「複数の判断をそのまま並べ立てることに留まる並列型の構文」を指す。世界の様子を観察・記述する思考を支える。 |
| 10/50 | 複文 | 世界を組み立てる説明ブック | くみたてる|構造 | 複文とは「複数の判断を時、理由、条件などで関係づけ補足する階層型の構文」を指す。世界の様子を説明・論証する思考を支える。 |
| 11/50 | 主部 | テーマを選択するスポットライト | (未分類) | 主部とは「何の話題かを示す主題または主語を表し、文章の見通しを作る成分」を指す。主部が切り替わると話題も切り替わる。 |
| 12/50 | 述部 | 気持ちの強さ測る確証メーター | (未分類) | 述部とは「主部の何を伝えるかを表し、事態(状態や判断など)を作る成分」を指す。述部の言い切り方で主張の強弱を調整できる。 |
| 13/50 | 修飾部 | あるポイントを鮮明にするズームレンズ | みつける|観察 | 修飾部とは「主部・述部に、内容を具体化する情報を限定・追加する成分」を指す。どこに価値判断や観察の焦点があるかが分かる。 |
| 14/50 | 接続部 | 納得の流れを設計する論理ブリッジ | くみたてる|構造 | 接続部とは「単に文や節をつなぐのではなく、論理関係を明示する成分」を指す。論理的に根拠を示し相手の理解や納得を設計する。 |
| 15/50 | 独立部 | 環境を調整する場面セッティング | (未分類) | 独立部とは「文全体の提示の仕方を調整する主部・述部から外れた成分」を指す。文章を情報からコミュニケーションへ変換する。 |
| 16/50 | 活用形 | 論理と表現の精度を支える思考ステップ | (未分類) | 活用形とは「機能に応じた語尾の変化」を指す。送り手の思考段階を表し、語句を対象化、関係づけ、推論を経て結論や行為へ変換する。 |
| 17/50 | 多義語 | 多機能化カスタム | (未分類) | 多義語とは「同一の語だが言葉の組み合わせや文脈で意味が広がる言葉」を指す。中心の意味は変わらず場面に合わせて意味範囲が広がる。 |
| 18/50 | 類義語 | 目的を満たすグルーピングからのチョイス | (未分類) | 類義語とは「意味の共通部分を多くもつ言葉のグループ(内の各語)」を指す。語のグループの切り分けがわずかな意味や印象の差を生む。 |
| 19/50 | 対義語 | 対の関係でペアリングからの比較モノサシ | くみたてる|構造 | 対義語とは「意味が対立する言葉のグループ(内の各語)」を指す。対義語は、特徴を比較する基準軸を作り、意図を明確に示す。 |
| 20/50 | 文脈依存語句 | 解釈が選択肢をつくるターニングポイント | (未分類) | 文脈依存語句とは「音や読みが同じで、意味や表記を複数もつ語群」を指す。意図のわずかな違いを選ぶ。場面で意味を判断する。 |
| 21/50 | 凝縮表現 | 不足が本質を浮かび上がらせるキャンバス | うみだす|創造 | 凝縮表現とは「論理的な説明ではなく、意図した省略や意味を浮かばせる提示で理解を築かせる表現技法」を指す。制約が創造を喚起し、余白が促す想像で意味を完結させる。 |
| 22/50 | 擬音語 | 思考よりも速く情報を伝える感覚コピー | かんじとる|共感 | 擬音語とは「自然の音や生き物の声を受け手が想像できるように真似た言葉」を指す。論理よりも直感に訴え、説明に勝る臨場感を与える。 |
| 23/50 | 擬態語 | 世界観を立ち上がらせる感覚メイク | かんじとる|共感 | 擬態語とは「物事の様子や状態を受け手が想像できる音情報にし感覚を起こす言葉」を指す。場面や心などの世界観を短い音で再現させる。 |
| 24/50 | 比喩 | らしさを呼び出す借り物翻訳 | おきかえる|変換 | 比喩とは「物事のある部分を別の物事を借りて説明する表現技法」を指す。未知を既知と対応させることで共感を生み、理解を加速させる。 |
| 25/50 | 暗示 | 連想で意味を組み立たせるミステリーピース | うみだす|創造 | 暗示とは「具体的な手がかりから間接的に結論を導かせる表現技法」を指す。納得を得るための気づきや予測の余地が受け手の参加を促す。 |
| 26/50 | 象徴 | イメージを育てる物語ブランディング | (未分類) | 象徴とは「具体的な物事に根付いたイメージで抽象を示す表現技法」を指す。イメージが固定化するには、物事に繰り返し意味が重なる出来事と印象が育っていくための時間が必要。 |
| 27/50 | 反復法 | 構造が浮かぶ・心に留まる加速ブランコ | (未分類) | 反復法とは「同じ語句や形式を繰り返して注意を固定する表現技法」を指す。反復が生むリズムは、感情や意味を強め、記憶に残りやすい。 |
| 28/50 | 倒置法 | イントロで印象を操作するスポットライト | (未分類) | 倒置法とは「通常の語順を並び替え、理解の順序を設計する表現技法」を指す。文頭で話題の焦点を決め、内容ではなく印象を操作する。 |
| 29/50 | 省略法 | 空間が情報を格納するコンテナ | (未分類) | 省略法とは「文の一部を削り、伝達速度を上げたり、空白が結論を意識させたりする表現技法」を指す。話題の流れや前提の共有が条件。 |
| 30/50 | 体言止め | 仕上げを想像させる未完パズル | (未分類) | 体言止めとは「体言で締めくくる表現」を指す。言い切りがないことで受け手の想像をかき立たせる。同時にリズムと余韻を生む。 |
| 31/50 | 対句法 | 違いを同じ型で揃えた目立つペア | (未分類) | 対句法とは「主に漢詩で、意味や形式が対応する二つ以上の句を並べる表現」を指す。リズムを生み、対比を際立たせる。 |
| 32/50 | 押韻 | 区切りでまとまるハモリ | (未分類) | 押韻とは「主に漢詩で、句末を同じ響きの音で合わせる表現」を指す。韻を踏むとも呼び、音の響きを整えリズムを生む役割がある。 |
| 33/50 | 枕詞 | 主張の中身を予測させる前置きテンプレ | (未分類) | 枕詞とは「主に和歌で、下に続く特定の言葉を導く表現」を指す。雰囲気や感情、リズムを添えるが、口語訳には含めない。 |
| 34/50 | 序詞 | 心を共有するオリジナルのたとえ | (未分類) | 序詞とは「主に和歌で、心情や情景を具体的な物と結びつけてイメージを深める表現」を指す。比喩や連想には個性が反映される。 |
| 35/50 | 掛詞 | 新たな視点でイメージの変化を捉えるカメラ | (未分類) | 掛詞とは「主に和歌で、同じ音だが別の意味を持つ複数の言葉を重ねる表現」を指す。言葉に奥行きを出したり、ユーモアを生む。 |
| 36/50 | 縁語 | あるテーマから連想されるイメージグループ | (未分類) | 縁語とは「主に和歌で、意味の関係する言葉を複数使う表現」を指す。言葉選びによって、世界観を広げたり、時に統一したりする。 |
| 37/50 | 折句 | 隠された暗号で奥行きを添えた作品(暗号はメッセージのルビを振る) | (未分類) | 折句とは「和歌や俳句の句頭や句末をつなげると、別の言葉が現れる表現」を指す。伝言を隠したり、言葉遊びに使われたりする。 |
| 38/50 | 本歌取り | もとの深みを増したリメイク | おきかえる|変換 | 本歌取りとは「古い和歌を元に新しい意味を重ねて和歌を詠む表現」を指す。模倣を超えて、元の作品に新たな意味や価値を加える。 |
| 39/50 | 文字の解剖 | 部分で全体を読み解く解体ナイフ | みつける|観察 | 文字の解剖とは「画や部首などのパーツに分解する視点」を指す。各パーツは、役割や関係から意味や成り立ちを推測する道具となる。 |
| 40/50 | 象形文字 | 本質を一目で見える化する記号化ビルド | (未分類) | 象形文字とは「モノの特徴を抜き出して簡単に表現した文字」を指す。見た目で意味が連想でき、他の漢字の基本パーツにもなれる。 |
| 41/50 | 指事文字 | 無形を関係性で有形化させる基本パーツ | (未分類) | 指事文字とは「点や線、記号同士の関係性で形のないモノを表現した文字」を指す。位置や数量、要素の追加などで意味を置き換える。 |
| 42/50 | 会意文字 | 合体を超える協力コンビ | (未分類) | 会意文字とは「複数の文字を組み合わせて新たな意味を表現する文字」を指す。単純な足し算ではなく文字同士の関係が意味をつくる。 |
| 43/50 | 形声文字 | 少パーツで多パターンを生成するレシピ | (未分類) | 形声文字とは「意味と読みの2つの要素に分解できる文字」を指す。組み合わせの型が、限られた要素での文字の生成、理解を助ける。 |
| 44/50 | 転注文字 | 環境や要求に合わせたアップデート | (未分類) | 転注文字とは「本来の意味が関連や連想により、別の意味に派生・転用された文字」を指す。時代や生活と共に語の意味も動いていく。 |
| 45/50 | 仮借文字 | 不足を満たす代用レンタル | おきかえる|変換 | 仮借文字とは「意味に関係なく、同じ音の字を一時的に借りて、新しい語を表す文字」を指す。後に借用字や新しい字が定着する。 |
| 46/50 | 熟語 | 知識をパッケージ化するアイテム合成 | うみだす|創造 | 熟語とは「2つ以上の漢字の組み合わせで新たに意味を表す言葉」を指す。それぞれの漢字の意味を結合し、文を語彙に短くまとめる。 |
| 47/50 | 慣用句 | 経験でパッケージ化するアイテム合成 | (未分類) | 慣用句とは「ある状況を典型例でたとえるように、複数の言葉を組み合わせた言い回し」を指す。場面や様子をひとことに短くまとめる。 |
| 48/50 | 故事成語 | 教訓を掘り出すアイデアピッケル | (未分類) | 故事成語とは「古い物語や出来事からアイデアを抽出した一節」を指す。抽出したアイデアと共に物語も圧縮して持ち運ぶことができる。 |
| 49/50 | ことわざ | 次のステップを導く、浸透した知識のバトン | (未分類) | ことわざとは「教訓や経験則が凝縮され、社会に定着したひとこと」を指す。共通認識を視点として提示でき説得や納得を導く助けとなる。 |
| 50/50 | 敬語 | 独自の基準によって傾く逆シーソー | かんじとる|共感 | 敬語とは「相手の人格や立場を尊重し、話し手の姿勢を示した言葉遣い」を指す。敬語の種類の使い分けで距離感や関係性を調整できる。 |
アプリは何ができるか。使わなくても導入できるか
カードは紙で完結します。アプリは、発見の記録と〈過程の記録〉を残したい学校・家庭のための任意の道具です。
生徒向け
日常の発見を学びに変えるアプリです。「学問レンズ図書館」で教科別カードを検索・閲覧し、「発見の記録」で日常の出来事や疑問を、使ったカード・写真・振り返りメモとともに投稿できます(公開範囲を選択可)。「マイレンズ」では投稿数・使ったカード・探究レベル・称号・思考傾向を確認できます。
教員向け
クラスと生徒の学びの個性を見守るアプリです。点数を超えて、一人ひとりの「ものの見方」と成長に光をあてます。先生登録は招待コードで行い、学校・クラス運用上の権限に基づいて担当生徒を見守ります。広告表示・第三者へのデータ販売はありません。
保護者向け
アカウント連携で、家庭から生徒の発見と使ったレンズを見守れるアプリです。





学問レンズは評定を行いません。評価はこれまでどおり先生が行います。アプリが提供するのは、その判断材料となる〈過程の記録〉です
学問レンズの学習モデルは何か
Input
受け取る
ICAP: 受動的・能動的
聞く・写す・マーカー。自分の中に取り込む段階。
Output
生み出す
ICAP: 構成的
自分の言葉でまとめる・作る。自分一人で生み出す段階。
X(Cross)
交わる
ICAP: 対話的
他者・学問・対象と掛け合わせて共創する。一人を超える段階。
人のクロス
自分の問い × 先生・仲間の問い
学問のクロス
理科の目 × 社会の目。複数のレンズが交わる ── 学問レンズが担う交わり
対象のクロス
学ぶ対象 × 自分の感じ方・経験
IOXモデルは、学びを「Input(受け取る)→ Output(生み出す)→ X/Cross(交わって新しさが生まれる)」の3段でとらえ直す学習モデルです。ICAPモデル(Chi & Wylie, 2014)の受動的・能動的をInput、構成的をOutput、対話的をXに対応させ、AI時代の言葉に読み替えたものです。知識を受け取ることも答えを出すこともAIが代行できる時代に、価値が移ったのは「出したもの同士を掛け合わせ、まだ世界にない新しさをつくる」段階です。従来の入力・出力の語にはこの段階を指す言葉がありませんでした。
Xの正体は3つの交わりです。①人のクロス(自分の問い×先生・仲間の問い)②学問のクロス(理科の目×社会の目のように複数のレンズが交わる)③対象のクロス(学ぶ対象×自分の感じ方・経験)。このうち「学問のクロス」を教室で起こす道具が学問レンズです。カードを2枚重ねて同じ対象を見る、得意教科のレンズで苦手教科の対象を見る、といった活動はこの交わりを意図しています。学習指導要領の「教科等横断的な視点」を生徒の手元で実装する形です。
Xは終点ではなく、生まれた新しさが次の問い(=種)となり、新しいInputが始まります。「AIの回答はゴールではなくスタート」という考え方と地続きで、IOXは回り続ける学びを表します。土台には、ICAP、社会的構成主義、創造性を新結合ととらえる研究、OECDラーニング・コンパス2030、学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」があります。独自なのは理論ではなく、対話的で深い学びを教室で実際に起こす道具の形です。
誰が、どんな研究から作ったのか
学問レンズは、関西学院大学 総合政策学部での研究「教科横断的な学習を促進するカード型ツールの開発とその教育的効果」(春木俊明)を起点に開発されました。学習指導要領・答申の分析による「教科等横断的な学び」の定義と重要性を整理し、先行実践から利点と計画・実施の課題を整理したうえで、カード型支援ツールを提案し、その教育的効果を検討しています。
開発と改善は、株式会社Upseeが運営する総合学習ラボ オリジナルスクール(兵庫県三田市)で行っています。小中高生が日常的に使う実証フィールドであり、カードのツール名や定義は現場での使われ方をもとに改訂を重ねています。
「教科の見方を道具として渡す」発想には先例があります。Reading Like a Historian(Digital Inquiry Group、旧 Stanford History Education Group)は歴史家の読み方を明示的に教え、IBのTOK(知の理論)は学問領域ごとの知の枠組みを必修科目にしています。いずれも単一教科、またはカリキュラム制度としての実装です。学問レンズはこれを16科目分・カード形式で、既存の授業に差し込める形にすることを意図して設計しています。

